自己破産・個人再生中にNISAやiDeCo、投資信託を始める際の問題点とは?

 自己破産や個人再生の手続き中に、これまでの生活を見直して資産形成を始めたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、NISAやiDeCo、投資信託、定期預金、ふるさと納税などを始める際には注意が必要です。本記事では、手続き中のこれらの運用に関する問題点や注意点について詳しく解説します。

事務所

手続き中にNISAやiDeCoを始める際の問題点

NISA・つみたてNISA

 NISAやつみたてNISAは、非課税で投資ができる魅力的な制度ですが、自己破産や個人再生の手続き中に新たに始めることは避けましょう。NISA口座で購入した金融資産は差し押さえ対象となり、破産財団に組み込まれる可能性があります。

「自己破産手続き中にNISA口座を開設しようとしましたが、弁護士から止められました。」(30代男性)

iDeCo(個人型確定拠出年金)

 iDeCoは確定拠出年金法によって差し押さえが禁止されているため、自己破産しても影響を受けません。ただし、掛金の支払いが家計負担になる場合があるため、慎重に検討する必要があります。また、60歳まで引き出せないという制約もあります。

「iDeCoは差し押さえ対象外と聞いて安心しましたが、掛金が家計に負担となり一時停止しました。」(40代女性)

投資信託・積立投資

 投資信託や積立投資もNISAと同様に差し押さえ対象となります。特に自己破産の場合は換価されて債権者への配当に充てられるため、新たな投資は控えるべきです。

定期預金

 定期預金も財産として扱われるため、一定額以上は差し押さえ対象となります。財産隠匿とみなされないよう注意が必要です。

ふるさと納税の注意点

 ふるさと納税は「寄附」という形で行いますが、節税効果を得るためには所得税や住民税を支払う余裕が必要です。自己破産や個人再生中は家計が厳しい場合が多いため、無理な寄附は控えるべきです。家計に余裕がある場合は、検討しても良いでしょう。

「ふるさと納税を検討しましたが、弁護士から家計優先をアドバイスされ断念しました。」(50代男性)

手続き終了後に始めるべき理由

  • 円滑な手続き: 自己破産や個人再生では財産の報告・調査が必須です。調査項目が増えればその分、調査・報告の必要があり手続きを複雑にする可能性があります。
  • 家計の安定化: 手続き終了後に家計管理を見直し、余裕資金で運用することが推奨されます。
  • リスク管理: 投資はリスクを伴うため、生活基盤が整ってから始めましょう。

まとめ

 自己破産や個人再生手続き中にNISAやiDeCoなどの資産形成を始めることには多くのリスクがあります。特に新たな投資は控え、まずは家計管理を徹底することが重要です。手続き終了後に生活基盤を整えた上で、自分に合った運用方法を検討しましょう。不安な場合は専門家へ相談することをおすすめします。

この記事がお役に立ったらシェアしてください!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました